心地よい温もりを届けるケア|循環動態に配慮した「足湯」の工夫
こんにちは、さんらいず訪問看護ステーションの看護師Sです。
在宅療養をされている利用者様の中には、心機能の低下や活動量の減少などにより、手足の冷えや末梢循環の低下に悩まれている方が少なくありません。
本日は、そうした利用者様へ提供している「足湯(足浴ケア)」についてご紹介します。
1. 単に温めるだけではない、訪問看護の「足湯」
足湯には、血行促進やリラクゼーション、皮膚の保清、睡眠導入など様々な効果があります。 しかし、循環動態が低下している(血圧が不安定、心不全の既往があるなど)利用者様の場合、急激な温めすぎや長時間の入浴は心臓や血管に負担をかけるリスクがあります。
そのため、訪問看護師が実施する足湯では、以下のような細やかな配慮を行っています。
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実施前後のバイタルサイン測定
血圧、脈拍、酸素飽和度(SpO2)などを測定し、当日の体調に無理がないかを必ず確認します。
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湯温と時間のコントロール
血管への急な負荷を避けるため、ややぬるめの温度(38〜40℃程度)に設定し、10〜15分程度の短時間で優しく温めます。
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皮膚・足背動脈の観察
むくみ(浮腫)の度合い、皮膚の乾燥や傷の有無、末梢動脈の触知などを同時にアセスメントします。
2. 利用者様の声と現場の様子
お湯に足を浸けて少し経つと、冷たくなっていた足先がじんわりと赤みを帯びてきます。 「足が温まるだけで、体全体がホッとするね」「今夜はよく眠れそう」と、利用者様の表情も自然と和らぎます。
足湯を行っている間は、日頃のちょっとした不安や世間話をお話しする大切なコミュニケーションの時間でもあります。
3. 安心して過ごせる療養生活をサポートします
私たちは、病状や身体機能を的確に見極めながら、「気持ちいい」「さっぱりした」という日々の喜びを安全に感じていただけるケアを大切にしています。
「入浴は体力が落ちて難しいけれど、清潔や温もりを保ちたい」などのお悩みがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。